5歳児の虐待死亡事例〜児童相談所のあり方について考えたこと〜

 

梅雨でジメジメ、虐待ニュースで心も胸糞悪い時分です。

H28年度の児童虐待相談件数が12万件を超え、昨年度も一昨年を超えた件数になっていると考えられ、程度の差はあるものの子どもへの虐待が増えている(認知件数が増えているだけかもしれないが)。そんな中毎年一定数の死亡事件が起きている。

ある都道府県で死亡事件が起きれば児童相談所の体制が見直され、人員の導入や予算をさく動きがあるのは当たり前であろう。

 

しかし、それは事件が起きた都道府県単位になってしまい日本全体での議論とはなっていかないのが今の現状である。

警察との連携も必要だろう。それは運用上で改善できることである。

根本的に改善するためには家族内での虐待が重罪にあたると法律を変えていく必要があると思われる。それは学校内でのいじめやその延長線上にある暴力に対しても同様のことが言えるだろう。ある枠組みの中、それが少年であったり学校、家族という中であれば罪にはならない。一方で一般社会で同様のことをすれば罪を冒したことになる。

なぜ子どもを身体的にも心理的にもどん底に落としめる行為が加害者への指導を行うだけで終わってしまうのだろうか。家族に対しての再統合を目的とはしているが、刑事罰も強化していくことが虐待への抑止力になるのではないだろうか。

 

 

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